胃内視鏡検査

(胃カメラ)

胃カメラ検査は
このような方におすすめ

  • ゲップや喉の違和感がある
  • 胃痛、腹痛、胃もたれ、胸焼け、吐き気、
    食欲不振がある
  • お腹が張る、すぐに満腹になる
  • 便通がおかしい、便の色がおかしい
  • 体重が減少した
  • 顔色が悪い
  • 貧血と言われた
  • 家族に胃がん、消化管のがんの方がいる方
  • 40歳以上の方 がんが心配な方
  • ピロリ菌に感染している方、
    または除菌歴のある方
  • 検診にて異常を指摘された方

こういった症状の方は、ぜひ胃カメラ検査をご検討ください。
胃カメラでは、がんや胃潰瘍、十二指腸潰瘍、ポリープなどの病気がわかるのはもちろんのこと、ピロリ菌の検査も可能です。
まずはお気軽にご相談ください。

胃カメラは10分程の短時間で検査ができます。

朝から絶食されていれば診察当日でも検査可能です。
これまでお仕事で時間が無く検査が受けられなかった方は、
是非一度ご相談ください。

口から鼻から選べる検査

当院の胃カメラは、経鼻(鼻から)・経口(口から)を選んでいただけます。
患者さんの体や反応等を見ながら最適なカメラを使用するようにしていますので、
極力、患者さんは負担なく楽に検査を受けていただけます。

経口内視鏡

経口内視鏡はGIF-H290という機種を採用しています。
経鼻内視鏡に比べると太くて硬いため異物感は少し強いですが、解像度が高く早期発見が可能

この部分にスコープ部が
触れると吐き気を感じます。


経鼻内視鏡

経鼻内視鏡は約6mmと細くて柔らかいため、のどが敏感で胃カメラが苦手な方、
咽頭反射が強い方にお勧めします。鎮静剤に抵抗がある方に人気があります。

この部分にスコープ部は
触れにくい。

ピロリ菌の検査を同時に行います

当院では、胃カメラと同日にピロリ菌の検査を行う事が可能です。
検査の結果、陽性と判断された場合、薬を服用して行う除菌療法を行います。

ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ菌)とは胃の粘膜に生息する細菌で、
胃潰瘍や胃がんなどの病気の原因となる病原体です。
日本人の中高年の多くがピロリ菌に感染していると言われおり、
ほとんどの胃がんがピロリ菌に長期間感染した患者さんから発生します。

ピロリ菌の除菌後に胃がんの発生リスクは低下しますがゼロにはなりません。
除菌後も年1回程度の胃カメラを受けることをおすすめします。

胃カメラ検査の流れ

検査予約

まずはお電話にてご予約ください。
事前に受診していただくと、より安全・安心な状態で内視鏡検査を受けられます。
抗血栓剤(心筋梗塞や脳梗塞で使用する血を固まりにくくする薬)を内服している方、
血圧の薬・糖尿病の薬・インスリン注射を使用している方は事前に受診し医師に必ず伝えてください。

※症状のない方は自費健診・人間ドックでの胃カメラも可能です。

検査前日

夕食は20時までに消化に良いものをお摂りください。以降は絶食となります。
水分(お水・お茶、スポーツドリンク)の摂取は可能です。

検査当日

食べ物はお控えください。
朝のお薬は内服してかまいません。糖尿病の薬・インスリン注射はお休みしてください。

ご来院

検査開始予定時刻の15分前に当院へお越しください。
鎮静剤を希望される場合、検査後は車、バイク、自転車等の運転ができませんので、
帰路の交通手段の確保をお願いいたします。

検査準備

来院後、胃の中をきれいにするお薬を飲んでいただき、鼻あるいは喉に麻酔をかけます。
希望により鎮静剤(麻酔)を投与して検査を開始します。

検査の開始

内視鏡を鼻または口から挿入し、食道、胃、十二指腸を観察し、検査時間は5〜10分程度です。
必要に応じて、胃や食道の組織検査(生検)やピロリ菌の検査を行います。

検査後

検査直後はまだ麻酔が効いた状態ですので、回復室でおやすみください。
麻酔から回復するまで個人差はありますが意識がはっきりしてから診察室へご案内いたします。

診 察

実際行った検査画像を供覧しながら医師より詳しく説明をさせていただきます。
組織検査やピロリ菌の検査を行った場合は、後日に追加で結果をお伝えしますので再度受診日をご案内いたします。

ご帰宅

検査終了後1時間は喉の麻酔が効いた状態なので、食べ物や飲み物はお控えください。
また検査後の激しい運動はお控えください。

胃カメラ検査の費用

検査内容 3割負担
胃カメラのみ 約5,000円~
胃カメラ + 組織検査 約9,000円~

※上記の費用のほか、薬剤料や注射料などの実費が
別途かかります。

※1割負担の方の費用は上記の1/3程が目安です。

※上下内視鏡同時のときの自己負担額は
1万~4万円の追加